菅野さんの知識の海に溺れる…阿智神社
私はお財布に5円玉があると、阿智神社に立ち寄ります。
なぜ5円玉?
『神様とのご縁(5円)がありますように』という意味だと聞いたことがあります。
ちなみに10円だと『縁(円)が遠(十)のく』だとか。
※これは俗説です!
阿智神社の方は「気のもちようです」とおっしゃっています。
阿智神社のことを詳しく知りたくて、倉敷市観光休憩所でボランティアガイド(無料!)をお願いしてみました。
待ち合わせに登場したガイドの渡邉さん。
の隣に、にっこり笑顔の菅野さん。
毎日のようにお参りして、8年目にして通算2336回を数えるという菅野さん。
阿智神社に詳しいので一緒に来てくださいました。
鳥居から始まる石段は米寿坂(長寿88段)→5段→還暦の段(61段)→厄除の段(33段)→7段→随神門→3段、そして拝殿へと続きます。
菅野さん「合間にある小さな段は〔七五三の段〕ね」
おお!
菅野さん「天井を見ると干支があって」
ええっ!なんと!
何回も来ているのに気づきませんでした…
この迫力は、見上げた人にしか分かりません!
菅野さん「馬を飼うとお世話しなきゃいけないでしょ。だから絵馬。」
本殿の横へ移動すると…
菅野さん「本殿、幣殿、拝殿と離れているのは珍しい」
ヘイデン、ハイデン?初めて聞きます…
ほかの神社に行ったときに、よく観察してみます…
その後も代官灯楼や随神門のことも教えてくださいました。
どの本にも載っていないことばかり。
膨大な知識に感銘いたしました。
貴重なお時間ありがとうございます!
阿智神社の境内では、12月14日(日)9:00から行われるしめ縄 奉張祭に向けて
しめ縄をつくっている方たちがいます。
見学させてもらうために中へ入ると…この香りはなんだろう?
たとえるなら、畳のような香り。
聞いてみたら、【しめ縄のために、青田で収穫した稲】とのこと。
みなさんの素敵な笑顔が心に残りました。
最後に。
毎朝8:00に行われる日供祭に参加しました。
神聖な空気に包まれて、宮司さんの所作の美しさを目の当りにすると
その所作に、敬う気持ちが見て取れることに気づきます。
また、あるときに老夫婦の参拝を見かけたときも
二拝二拍手一拝の間合いや丁寧さ、頭を下げながら後ろへ下がったときの動作に
敬う気持ちが表れていました。
お参りするときは、お願いごとをしてしまいがちですが
『まずは毎日無事に過ごせることを神様に感謝しましょう』
※阿智神社がわかる本(阿智神社編)
と書いてあります。
気持ちは行動に表れる。
自分の無知を恥じるとともに、次のお参りからは礼節をわきまえることを誓います。
境内には樹齢500年ともいわれる藤の木や、能舞台、水琴窟、しだれ桜などがあり
四季を通じて楽しめます。
ぜひ足を運んでみてください!
以上、一ヶ月ヘルパー体験中かつ倉敷滞在一週間のKiYoNoがお送りしました!