足音の奏でる音。大原美術館(分館、工芸・東洋館)
本館に続いて、行ってきました。
分館は近現代作品が展示されています。
残念ながら、音声ガイドは本館のみ。
気になる作品があったら、画集『大原美術館2 日本近・現代絵画と彫刻』財団法人大原美術館発行で作品解説をご覧ください。
より作品への理解が深まります。
展示作品の中に、かつて原美術館(品川区)で見た作品があり、少し驚きました。
大原美術館の作品の幅広さを改めて実感。
分館の目の前に広がる新渓園は自由に散策できます。
本館出口側にある新渓園の建物から、庭を眺めることもできるんです!
残念ながら貸し切りで入れなかったので、これは想像ですが…
きっと茶室から眺めるような景色にちがいありません。
続いて工芸・東洋館へ。
入っていくと、気づくと共に驚きが。
歩くと、かわいらしい音がするんです。
栗の木でつくられた木煉瓦が敷きつめられていて、その並べ方も美しいうえに
歩けばわかる楽しみとして工夫されています!
バーナード・リーチ室の上、2階にあがって富本憲吉室にも床に工夫がしてあります。
これはぜひ現地に足を運んで、体験してください!
青森市にある棟方志功記念館を訪れたときの、心が激しく揺さぶられる感覚と
10年前にここを訪れて芹沢銈介さんの作品に強く惹かれた思いを思い出しながら
東洋館へ。
個人的には[三彩釉の杯盤と盃]が欲しくなりました。
そう!
欲しくなるくらい、少し民芸の趣があります。
大原美術館を満喫して門から外に出ると…
【緑御殿】と呼ばれる所以の屋根瓦が輝いています。
『わしの眼は十年先が見えるー大原孫三郎の生涯ー』城山三郎著に、
大原孫三郎さんと児島次郎さんが
「汽車の窓から見たある家の瓦の色に魅かれ、特別の釉薬を使うその瓦の製造元を訊き出し、
堺近くの製造元にさらに要求を加えて焼かせた」ほどに「吟味し抜いた」という記述があります。
この美しさもぜひご堪能ください…
川沿いに大原美術館のミュージアムショップがあります。
入ってすぐに…ありました!
芹沢銈介さんのカレンダー!!!
(お店の方に許可を得て、写真を撮らせてもらいました)
毎月、素敵な絵柄がたのしめます。
おすすめです。
大原美術館を満喫しました!
みなさんもぜひぜひ、足を運んでみてください。
この魅力は来て、見て、実際に感じないとわかりません!
以上、1ヶ月ヘルパー中かつ倉敷11日目のKiYoNoがお送りしました。