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有鄰庵滞在記~本当の豊かさ~

こんにちは。京都出身の大学生ヘルパーたくほです。
1カ月ほどの有鄰庵滞在記です。

倉敷美観地区内にある築100年の古民家ゲストハウス有鄰庵。
その有鄰庵の中で私が好きな場所は「蔵」というフリースペースです。
築300年の蔵をそのまま残した、どこか懐かしく、ほっとする場所。
そこでぼうっとする時間が好きです。何にも考えずに寝転んでぼうっとする時間。

特に何をするわけでもないんだけれど、時間がゆっくりと流れて、
あぁ、幸せだな、と思えるんです。
時にはゲストさんたちと一緒にぼうっとして、ゴロゴロして、誰かがギターを引きだすとみんなで歌ったり。
本当の豊かさってこういう時間を持つことなのかなぁと。
『経済的な豊かさを超える心の豊かさ』
これは有鄰庵のコンセプトであり、私が有鄰庵でヘルパーをするきっかけになった言葉です。
ここ数十年で日本は技術の発達により、世界でも有数の経済大国になったのにも関わらず、
自殺率は倍増し、幸福度も先進国の中では底辺。
「そもそも技術を発達させるのは人が幸せになるためちゃうん。いくら技術が発達して経済的に豊かになっても幸せになれんかったら意味ないやん。」
と、思っていたちょうどその時に
有鄰庵に出会い、ヘルパーをすることにしました。
有鄰庵の目的の一つは、倉敷の人々が長年かけて培ってきた「倉敷の宝」を発信すること。
その宝とは、この倉敷の街並みや伝統、そしてなによりそれらの背景にある「心の豊かさ」を大切にした倉敷の人々の精神です。


有鄰庵には世界各国から様々な人が集まります。
いろんな考えを持った人たちと、この倉敷の街の中で、一緒にご飯を食べて、くつろいで、夜遅くまで自由に語り合える場。
私自身ヘルパーとして、旅をしていないのに旅している時以上にたくさんの人と出会い、旅するより旅できる場。それが有鄰庵です。

ヘルパーをやっていて一番嬉しいときは、
ゲストさんが「有鄰庵に来てよかった。」「こんなに熱く語れると思ってなかった。」「絶対またこの場所に帰ってきます。」と笑顔になってくれる瞬間。
出発の時の別れの言葉は「さようなら」ではなく「いってらっしゃい」。
ゲストさん一人ひとりにとって、この場所が実家のような、「いつでも帰って来られる場所」になるといいな、という思いでゲストさんを見送ります。

今回ヘルパーとして、1カ月ほどしか倉敷に住んでいないので、正直倉敷の人々が長年かけて築き上げてきた「本当の豊かさ」についてまだまだ理解できていない部分が多いと思います。
でもこの1カ月間、倉敷のゆっくりと流れる時間の中で、いろんな人と関わって、
「あぁ、なんか幸せやなぁ。」と、思える時間が多かったような気がします。
上手に言葉で説明できないんですが、
そんな時間を通じて、なんとなく、有鄰庵には「心の豊かさ」のヒントとなるものがあるんかな-
と、感じました。

またいつか必ず有鄰庵に帰って来ようと思います。
本当にありがとうございました。

この記事を書いた人

ゲストハウス有鄰庵ヘルパー

ゲストハウス有鄰庵で働いてくれているヘルパーさんが書いてくれた記事です。

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